登録電気基幹技能者

 登録電気工事基幹技能者とは、「電気技能労働者育成指針」に基づき主任電気工事士(職長クラス)を対象として、技能的知識・技能・管理能力についての講習会を行い、新たに次の役割を付加した職務である。
 尚、建設業法施行規則が改正され、基幹技能者制度は、平成20年4月1日から登録講習制度として位置付けられることとなり、新制度による新たな基幹技能者は、正式名「登録電気工事基幹技能者」となります。

  1. 現場の状況応じた施工方法の提案、連絡、調整
  2. 作業を効率的に行うための技術者の適切な配置、作業方法、作業手順等
  3. 前工程、後工程に配慮した他の職長との連絡、調整

登録電気基幹技能者の役割

 電気工事現場において施工の最高責任者として、施工目標を達成するため、部下の指揮・統率に当たるほか、熟練技能者として、仕事を通じて技能者の指導、教育を積極的に行う。
 また、現場施工の効率的・円滑な施工を図るため、現場を管理する技術者との連絡・調整・提案等を積極的に行う。

 

具体的な役割

  1. 現場の施工を円滑に行うための技術者と技能者間の連絡・調整・提案
    • リーダーシップの発揮、率先垂範、人を育成
    • 現場の状況に応じた施工方法の提案
    • 作業を効率的に行うための技能者の適切な配置、作業方法、作業手順等の実行
    • 前工程・後工程に配慮した他の職長との連絡・調整
  2. 熟練技能者であること
    • 技能者を指揮・管理する十分な、作業能力者であること
    • 出来上がりの点検、工事の是正ができること
    • OJTを行う能力があること
    • 作業の管理が得意であること
  3. 技術の進歩に的確に対応できる知識の修得と柔軟な思考
    • 技能者の示す施工計画等から、現場に適した技術面から施工方法、作業手順、工夫等の提案能力があること

当社の強み

登録基幹技能者は、熟達した作業能力と豊富な知識を持つとともに、現場をまとめ、効率的に作業を進めるためのマネジメント能力に優れた技能者で、 専門工事業団体の資格認定を受けた者です。 現場では、いわゆる上級職長などとして、元請の計画・管理業務に参画し、補佐することができます。